一寸法師って、なぜ??

公開日:  最終更新日:2017/01/21

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日本昔話や童話に必ず出てくる一寸法師。

最近は、CMでも使われて人気のようですね。

さて、この“法師”って一体なんでしょう?

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そもそも法師とは?

法師(ほうし)とは、
大きく2通りの意味を持ちます。

まず、仏法によく通じて広める者(僧侶:そうりょ)のなかでも
仏教の教義が説かれている経典に詳しく、人の師となるほどの
学識経験を備えた僧侶に対する敬称です。

次に、別の意味としては・・・

名詞に添えて人の意を表す呼称のようです。
また、多くは「ぼうし」と濁して読みます。
例として、「影法師」「起き上がり小法師」「つくつく法師」など
が有名ですね。

 

では、一寸法師は?

では、一寸法師の話を想い出していただきたい。

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子どもを授かることが出来ず老人になってしまった老夫婦が、
住吉の神に「指くらい小さくても構わないので子どもが欲しい」
と心から願うと、老婆に親指ほどの子を授かった。

本当に小さく、一寸(約3cm)ほどの男の子であったために
“一寸法師”と名付けた。

成長した一寸法師は、身長こそ変わらないが、ひとりで京に行って
手柄を立てて「侍(さむらい)」になりたい。とのわがままで、

おじいさんに、針で刀を作ってもらい、おばあさんには、お椀の
船と、箸のローで、川を漕いで、京の街へ向かった。

と、書かれてあります。

どうみても、どう考えても、僧侶ではなさそうですよね。

とすると、当時の流行の男の子の名前として、使用されたと予想
するのが自然のようです。

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まとめ

この一寸法師のストーリーは、長い年月をかけて変化してきて、
現代の話は、サクセス物語になっているようです。

お時間があれば、原書の「御伽草子」をご覧ください。
かなり恐ろしい内容で、現在とはまったく異なった一寸法師が
描かれています。

 

 

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