金太郎って、なぜ??

公開日:  最終更新日:2017/01/21

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金太郎って、大半の方はあの「キャラクター」や「歌」は、直ぐに
頭に浮かびますよね。

しかし、ストーリーはどんなの?っと聞くと、「・・・?」

歌は直ぐに出てくるけどストーリーは、なかなか想い出さない方が
多いのが実情のようです。

この不思議なキャラクターの“なぜ?”をまとめてみました。

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なぜ、ストーリーを想い出さないのか?

以前、あるテレビ番組で、「金太郎の話をしてください」と、
4700人もの方へ調査しました。

その結果は4700人中67人で、確率は“1.4%”、つまり100人に1人
しか「金太郎の話」を知らないということでした。

 

また、この調査へ協力した4700人へ更に聞くと、

・「桃太郎 」 = 91%
・「浦島太郎」= 73%

の方が正確にストーリーを話すことが出来ました。

ということは、金太郎のキャラクターは皆が知っているが、
ストーリーは知らない。っという奇妙な結果が分かりました。

では、多くの方はなぜストーリーを知らない(想い出さない)
のでしょうか?

それは、インパクトのシーンが無いことが、記憶に残らない
原因ではないでしょうか。

 

桃太郎や浦島太郎と比較して見ると良くわかります。

【比較1】
大きな桃から赤ん坊が生まれ、大きく成長すると鬼ヶ島へ出掛け
犬猿雉の連携により鬼退治プロジェクトを成功へと導いた。

【比較2】
助けた亀の甲羅に乗って、龍宮城に行くと乙姫様から歓迎を受け
夢のような世界を何年も何年も過ごし、帰りに渡されたお土産を
開けると、止まっていた時間が戻ってしまう。

上記のように、現実離れした内容が盛りだくさんで、幼少期に
聴くと、大きなインパクトと共に記憶に刻まれるのではない
でしょうか。

 

では、金太郎のストーリーをざっと見てみましょう。

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【あらすじ】
むかし、足柄山に金太郎というスーパー怪力の子どもがいて、
毎日山の動物たち、特に熊と相撲を取って遊んでいた。
あるとき動物たちが、谷を渡れず困っていると、金太郎は近くの
大木をなぎ倒して、橋を掛けてあげたいそう喜ばれた。
その光景を、またまた通りがかった偉いお侍から、是非家来へと
スカウトされ、その後たいへん立派なお侍さんになりました。

う~ん、運が良かった出世物語で、いまいちインパクトに欠ける
と思うのは、少数ではないと思います。

 

なぜ、足柄山に住んでいたのか?

金太郎は山の中に母親と暮らしていたとなっています。

では、なぜこの母親は幼児と二人だけで暮らしたのか?

また、いったいこの母親は何をした人で、そもそも金太郎の
父親は誰で、なぜいないのか?

いろんな沢山の疑問が出てきます。

しかし、調べて行くと本当に多くの資料が出てくるので、
かいつまんでお伝えします。

 

【金太郎出生の秘密】

母は、元遊女の八重桐(やえぎり)さん。

父は、宮中に仕えるお侍の坂田蔵人(くらんど)さん。

蔵人さんは、蔵人さんの父親の敵討ちを人生最大の目標にして
いたが、自分の妹さんが先に敵討ちを果たしたことを知ると、
大きなショックと情けなさで精神的に追い詰められて、自害
してしまう。

その際、自分の魂は八重桐に宿って強い男の子として生まれる。
と言い残して亡くなる。

蔵人さんの魂が宿った八重桐さん自身も怪力となる。

その後、八重桐さんは故郷の足柄山に帰って金太郎を出産した。

となっています。

 

しかし、最大のナゾなのが、故郷へ帰る途中に、あの美しかった
八重桐さんは、なぜか「ヤマンバ(妖怪)」に変わっていくのです。

いろいろと辛いことが重なって、変身していったのではないかと
想像しますが。。。

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まとめ

真っ赤な腹当てに金丸印、おかっぱ頭に、鉞(まさかり)担いで

熊にまたがる。

多くの日本人に愛されるキャラクターのひとり、金太郎。

沢山の謎を秘めた童話の主人公は、やはり面白いですね。

 

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