ノロウイルスを家庭で拡げないために必要なこと
冬場の寒い季節は、毎年ノロウイルスによる感染性胃腸炎が流行します。
ノロイウルスは感染力が非常に強いため、家族のひとりでも感染すると
家庭内で広がる恐れがあります。
特に、保育園や幼稚園に通うお子さんがいるご家庭では、お子さんひとり
の看病でも大変なのに、その他の家族、ましてはお母さま自身が感染!?
考えただけでも恐ろしいことです。
そこで、ノロウイルスの家庭内感染「予防と対策」を説明します。
ノロウイルスの家庭内での感染例
〔1〕園で子どもが感染
保育園や幼稚園では、集団生活をする場所で「おむつ替え」や「食事」を
行っています。
また、遊びやお昼寝などでお互いに接触することが非常に多く、感染者から
ノロウイルス感染が広がるおそれがあります。
特に、感染(保菌状態)してからから発病するまで『2日ほど』かかるため、
感染者が判別できない期間に広く拡散される場合もあります。
〔2〕家の中にウイルスが拡散
感染者の吐物や便には、大量のノロウイルスが含まれているため、適切に
処理しないと、急激に家の中へ拡散してしまいます。
たった10個のウイルスが体内に入るだけでも感染するため、家庭内感染が
広がります。
〔3〕家族が感染
ノロウイルスに感染して『2日ほど』(個人差あり)で下痢・嘔吐・腹痛
・発熱などの症状が出てきます。
子どもは嘔吐、大人は下痢の症状が強く、数日間続きます。
洗濯物の扱いについて
汚物(吐物や便)が付着した、衣服・タオル・シーツなどを扱う(触る)
ときには、使い捨ての手袋・ガウン・マスクを使います。
※【参考】
・汚物が手や身体に付かないように、出来る限り「使い捨て手袋」を
使用してください。最近は医療用の手袋もこんな安価で入手出来ます。
プラスチック手袋(パウダーフリー)エコヴェール YG-500-2 Mサイズ 100枚/箱
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・また、急に必要となる嘔吐物処理を消臭から除菌まで一式まとめて
キットとして販売されているので1セットあれば心強いですね。
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感染者の洗濯物を選択するときの、基本的な考え方として、以下の重点に
沿って徹底してください。
■重点5ポイント
1.洗濯するまでビニール袋に入れる
感染していない家族の洗濯物にウイルスが付着しないように、ビニール袋は
輪ゴムなどで留めておけば更に大丈夫です。
2.下洗いをする
汚物が付着したまま消毒すると、効果が薄まります。
そこで、洗剤を入れた水の中でもみ洗いをして、汚物を落とします。
その後、使ったバケツなどの入れ物と、作業した場所は塩素系消毒液で
消毒します。
3.消毒する
塩素系消毒液(0.02%の次亜塩素酸ナトリウム)に30分~60分程度浸します。
(布地により色落ちや生地が縮むことがありますのでご注意ください)
または、85℃以上の熱湯に1分間以上浸します。
カーペットや畳など、洗濯ができないものについては、スチームアイロンの
スチームで、1カ所に対して2分程度加熱すれば大丈夫です。
※【参考】
・消毒液は、家庭でも作れますが、市販品は安価で安心ですので、1本ストック
しておくと便利です。(ご紹介しておきます)
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4.洗濯物を分けて洗う
感染していない家族の洗濯物に、ウイルスが移ると大変な状態になります。
洗濯物は必ず分け、感染者の物は最後に洗うようにしてください。
5.外で干す
部屋干しだと、乾燥中にウイルスが広がるおそれがあるので、外で日光に
当てて十分に乾燥させます。
特に気を付けることは?
ノロウイルスの家庭内感染を予防するための重要なことは『こまめな手洗い』
と『消毒』です。
ドアノブや便器まわりなど、感染した人が触れた部分には、ノロウイルスが
付着しているおそれがあります。
また、タオルなどを共用することは避けるべきですね。
まとめ
たしかに恐ろしいノロウイルスですが、あまり神経質になることもないと
思います。
外から帰ったたら、手を洗ってうがいをする。
トイレに行ったら手を洗う。食事の前には手を洗う。
等々、普通のことを普通に実施すれば予防になります。
この当たり前のことを子どもたちにも教えてあげましょうね。
拝
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