七夕のササの葉って、竹の葉っぱのこと?
“さ~さ~の葉 さーらさら♪”
暑い日が続き、七夕が近づくと、つい口ずさんでしまうこの歌。
小学校の音楽の時間に歌っていた「たなばたさま」という唱歌。
なにか、懐かしくてゆったりとした気分になります。
さて、
この『ササの葉』って、何か知っていますか?
ササの葉って、竹の葉っぱのこと?
答えからいうと、
『ササ(笹)とタケ(竹)は、違うものです!』
ササ(笹)は、タケ(竹)に似た、タケより小型の植物です。
植物学上は、もちろんシッカリと区別されていますが、両者は非常に
似ているため、一般的には明確な区別をつけない場合もあります。
ササ(笹)は、単子葉植物イネ科タケ亜科(むずかしい・・・)と呼ばれる
類に含まれる植物のことです。(略称:タケ科)
両者の違いは以下のとおりです。
■タケ(竹)
地下茎(ちかけい)が横に伸びて成長し、その地下茎は当初、鞘(さや)
に包まれているが、成長と共に鞘が剥がれて伸びていく。
■ササ(笹)
タケと同じく地下茎が横に伸びるが、その地下茎を包む鞘(さや)は
剥がれず、枯れるまで残る。
また、ササはタケより小さいのが一般的ですが、種類によっては逆転する
ものもあるんです。
さて、次は同じ種属でもある“バンブー”についてお話しします。
バンブーって、竹の英語じゃないの?
ササやタケと同じ「タケ科」に属する植物として“バンブー”があります。
え???
バンブーって、竹の英語じゃないの?
と思われています(ネットの和英変換でもあるようです)が、バンブー
(Bamboo)は、地下茎を持たない植物なので竹ではありません。
ちなみに、正式な英語では、竹(タケ)⇒TAKE、笹(ササ)⇒SASAです。
おもしろいですね。
江戸時代後期に、長崎に来た医師シーボルトが、世界(ヨーロッパ)に
TAKE、SASAと紹介して広まり、正式な名称になったそうです。
ちなみに、バンブーは『バンブーダンス』でご存知の方も多いと思います。
お笑い系のテレビ番組やレクレーション等で行われることが“アレ”です。
長い2本の竹の両端を2名が両手で持ち、しゃがんだ状態で3拍子のリズムに
合わせて平行に動かして開閉します。
そこへダンサー役(参加者)が、足を挟まれないようにステップを踏む競技
です。
ちょっと懐かしい遊びですね♪
まとめ
七夕の季節が近づくと、笹と竹は違うもの? と、
疑問のままの方が多いと聞きます。
また、笹の葉は、パンダの好物として有名になりましたが、竹の葉では
いけないのでしょうか。
また、新たな疑問が出てきました。
機会があれば調査してお伝えしたいと思います。
拝
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