初めての銀行口座の作り方(未成年編)
春は、進学や就職などで、親元から離れ一人暮らしを始める方が
多くなる季節ですね。
特に初めてのひとり暮らしは、文句を言われることも無くなる自由さが、
すべての家事をやる事への不安さよりも強く、ワクワクする事でしょう。
さて、生活をする時に絶対に必要なものが“お金”ですよね。
そうすると、
学生の場合には、親元からの仕送りやバイト先からのの振り込み先として、
就職の場合には、就職先からの給与の振り込み先として、
そうなんです、銀行口座が必要になります。
そこで、ここでは「初めての銀行口座の作り方」(未成年編)をご説明します。
口座を作る銀行の選び方
まず、どこの銀行に口座を作ります?
そうです、ご自分の利用方法に一番合う銀行を選ぶことが大事です。
お金は必要なときに、チョコチョコ引き出して使うことを前提とすると、
選ぶ考え方として、
・学校の敷地内(就職先)または近くで「ATM等で現金の引出し」ができる。
・住まいの近くで「ATM等で現金の引出し」ができる。
この2点は最重要になります。
また、現在の日本国内には、以下のように大きく“4種類”の銀行があります
ので、以下の特徴をみて自分の利用方法をイメージしながら決めてください。
都市銀行
「三菱UFJファイナンシャルグループ」「三井住友ファイナンシャルグループ」
「みずほファイナンシャルグループ」の“三大メガバンク”を概ね指しますが、
名前のとおり、都市に住む場合は便利が良いです。
特に、東京に住む場合はお勧めします。(経験談)
地方銀行
東京以外の地方都市では、その道府県にある地方銀行の方が支店やATMも多く、
また提携しているコンビニも多いため利便性は高いです。
但し、そこの道府県では強いですが、そこ以外になると極端に減りますので
注意が必要です。
ゆうちょ銀行
日本中のどんないなかでも店舗があり、ATMの数も圧倒的に多く便利です。
また、どこの郵便局でも手続き(口座開設など)が出来るので、引っ越し前の
実家近くで、口座を作っておくこともできるので安心です。
但し、振込先指定が必要になった場合に、ゆうちょ銀行は不可となっている
場合もあるため、注意が必要です。
ネット銀行
「ジャパンネット銀行」「住信SBIネット銀行」「じぶん銀行」「楽天銀行」
など、今は沢山のネット銀行があり、基本的にスマホアプリと連動していて、
コンビニATMと連携していることもあり、実店舗は無いですが通常の利用には
困らないと思います。
口座を作るときに必要なもの
未成年でも15歳以上であれば保護者なしでも手続きができます。
なお、基本的には以下の3種類のものが必要になります。
ただし、詳細については口座を作る予定の銀行サイトで確認をしてください。
(銀行によって多少は異なります)
1.本人確認書類
運転免許証、運転経歴証明書、パスポート、マイナンバー(個人番号)カード
など、顔写真入りの公的書類のことです。
しかし、未成年の場合このような書類を持っていない方が多いと思います。
そのようなときは、健康保険証と顔写真付きの学生証など複数の組み合わせ
持参する必要があります。(必ず事前に銀行のサイトで確認ください)
2.印鑑(届け印)
スタンプ印(シャチハタ)以外の朱肉が必要な彫ったもの。
長く使うものなので、銀行専用として「銀行印」を作ることをお勧めします。
なお、100円ショップにある認印も銀行印として登録できますが、
全国で多くの方が同じ印鑑を持っていると考えると、使用すべきではないと
思います。
3.現金(千円)
口座を作る際に、預金する現金が必要です。
基本的に金額は任意ですが、その後の引出しを考えたとき、ATMから引出し
可能な単位である「千円」をお勧めします。
新規口座開設の現状について
最近は、「振り込め詐欺」や「口座売買」などの犯罪が増えて社会問題と
なっているため、新規の口座開設は年々厳しくなってきています。
そのため、現住所や学校(または職場)から離れた支店での口座開設や
この口座を開設する目的を聞かれる場合も増えています。
正直に答えて(生活費の仕送りのため、バイト料の振り込み等)も全く
問題ありません。
まとめ
つい最近、この記事を書くにあたって「ネット銀行」の口座を開設して
使用しています。
今まで、無店舗の意味もあり、イマイチ不安で無視していましたが、
使ってみるといろいろな便利さも判って、セキュリティも一般銀行よりも
優れているように思えます。
また、個人的な意見でいうと、初めての銀行口座開設の場合、
東京地区は都市銀、地方では地銀をお勧めします。
(あくまで、私の経験による意見なのでご参考までに)
拝
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