桃太郎って、なぜ??
幼少期から絵本を読んでもらい、小学校の国語の教科書に載って、
最近でも、複数の企業CMでも使われ人気は衰えません。
しかし、多くの方が“なぜ?”と思っている、素朴な疑問の
『ベスト3』に応えします。
桃を切ったのに?
現在の市販されている子ども向け絵本では、100%すべて、
包丁で切る前に桃太郎が生まれて出てきます。
一般的に言われる“自然分娩(しぜんぶんべん)”になって
います。
つまり、桃太郎は、桃の中に、種の代わりに入って生まれる
時(とき)を待って、ひよこが卵の殻を割って出てくるように
出現します。
確かに、数十年昔の絵本に描かれている、この場面のイメージ図
では、マナ板の上の桃とその横には無造作に置かれている包丁が
記載されています。
どうして家来は、動物だけなの?
桃太郎が鬼退治に向かう道中、猿・雉・犬 の3種類の動物を
家来にして、敵地へ乗り込みます。
さて、どうしてこの3種類の動物が必要だったのでしょうか?
それは・・・
儒教的解釈で考えると、サル=智、キジ=勇、イヌ=仁を表す
とされています。
文字通り、「智は知恵で賢さ」「勇は勇気」「仁は人徳や忠誠心」
を引き連れて鬼退治へ向かったとされています。
(なんとなく理解できますよね)
桃太郎の話が有名になったのは、なぜ?
明治時代に国定教科書(文部省発行 尋常科用 小学国語読本)や
唱歌(現在の音楽の授業)で採り上げられたことで、現代にまで
爆発的な知名度と人気を持っています。
また、昭和の後半から始まった民放テレビ番組「日本昔話」で
描かれた桃太郎のヒットで、現代版のアニメキャラクターとしての
不動の地位を得たと考えられますね。
まとめ
この桃太郎の原作は、古くは「古事記」や「日本書紀」の記述まで
さかのぼるようです。
また、大正13年に書かれた芥川竜之介の『桃太郎』は、また違った
見方、読み方ができる面白い作品です。
このように、ちょっと変わった桃太郎の世界を探すのも面白いもの
ですね。
拝
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