浦島太郎って、なぜ??

公開日:  最終更新日:2017/01/21

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浦島太郎って、日本の童話では珍しくハッピーエンドじゃないですね。

この話って、なにか深い意味がありそうですが、

この誰でも知っている話なのに、不思議に声をあげない“なぜ?”を

まとめてみました。

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なぜ、玉手箱を開けたのか?

楽しかった龍宮城のお土産に頂いた“玉手箱”。

しかも、受け取る際に、「けっして開けてはなりません」と言われて
いたにも関わらず、なぜ浦島太郎は開けたのでしょう?

これが、このストーリーの最大のミステリーであり、キモになるところ
だと思います。

確かに、物語のアナウンスには、「龍宮城」での暮らしは数日間程度だが
現世とは数十倍もの差があり、年齢時間が急激に戻っていったことを説明
していますが・・・

太郎は知るよしもありません。

 

そこで、以下の仮説を立てます。

【仮説1】反発的行動

故郷に戻って、自宅がある集落に行ったが、すっかりと風景も変わり、
親兄弟はおろか、友人知人も含め、誰一人の知り合いがいなく、
絶望と共に、投げやりになり、反発的な行動(やってはいけないこと)
に走っていった。

 

【仮説2】空腹的行動

故郷に戻り、家族や知人を探し回ったが、誰もいなく、自分と両親の
墓に出会い、深い絶望と共に、急激な空腹に襲われ、持っていた重箱
(玉手箱)の中は、龍宮城で食べていた御馳走が入っているに違いない
と考えてしまった。

 

【仮説3】自己満足的行動

現実の絶望感の中で、楽しかった龍宮城を思い出し、開けることを
注意されたが、「どうせ見られていないし、少しぐらいいいだろう」
と興味と共に、自己満足的な思いを持ってしまった。

なぜ、海の中でも大丈夫なのか?

助けた亀につーれられてー♪

との記述があり、絵本では、海の中を、大きなウミガメの甲羅の上に

跨った浦島太郎が、描かれています。

 

また、龍宮城も深い深い海底にあり、タイやヒラメの舞い踊りを観て

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楽しんだことも描かれています。

幼少の頃、絵本を読んでもらった時には何にも思わなかったのですが、

さて、ひとが“なぜ”海の中で生きれるのか?という疑問があります。

 

そこで、また仮説を立てました。

 

【仮説1】龍宮城は島にあった

ウミガメに乗って、海を渡った先の、ひとが住んでいなく入り江が
険しい、島に龍宮城(海の楽園)は存在していた。

 

【仮説2】実は夢物語であった

ウミガメが助けてもらったお礼に、素晴らしい“夢”を見せてくれた。
太郎はあまりのリアル感に、夢の認識がなく現実と思い込んだ。
しかも、この夢を見る際は、仮死状態のため老化もしなかった。

 

どうも、あとの展開を考えると、仮説2が有力かと思いますね。

 

なぜ、この話が有名になったのか?

種々の文献によると、浦島太郎の原型は、8世紀に「丹後国風土記」

の中に書かれている物語とされ、「日本書紀」「万葉集」に記述が

あるようです。

(しかし、一般人が読んでも現代版とは異なるように思えます)

 

その後、室町時代の短編物語「御伽草子」の記述が現代版に近づいた

物語となっており、最大のメジャー功労者としては、明治43年から

昭和24年まで文部省発行の“国定教科書”に掲載されたことです。

 

なお、この教科書は「尋常小学読本」といって、桃太郎が先に掲載

されており、現在でも「桃太郎と浦島太郎」の2太郎は、絶大な人気

と共に日本人の大半が知っている物語になりました。

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まとめ

しかし、考えれば考えるほど、謎が謎呼ぶ「浦島太郎」。

特に、このハッピーエンドではなく、どちらかといえば、理不尽さ

を感じます。

沢山の謎を秘めた童話の主人公は、やはり素晴らしく面白いですね。

 

 

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