ポインセチアとクリスマスはなぜ?
窓辺には、真っ赤な花が美しい“ポインセチア”を
飾る方も多いのではないでしょうか。
この季節になると、街角のお花屋さんの前には、
本当に美しい沢山の“ポインセチア”が並べられますね。
しかし、どうしてクリスマスに“ポインセチア”なんでしょう。
また、クリスマスが終わったらどうすればいいのでしょう。
美しさは長く持つのでしょう。
そういった疑問にお答えします。
ポインセチアとクリスマスはなぜ?
真っ赤な花のような苞葉(上の葉)と、綺麗な濃緑色の
下の葉のコントラストが見事で、欧米では
「クリスマス・フラワー」と呼ばれだして、
100年程の歴史があります。
特に、クリスマスに由来がある訳でもない“ポインセチア”
がクリスマス用として重宝されたのには以下の理由が
あります。
19世紀、アメリカの駐メキシコ大使が、メキシコに自生
していたこの植物を発見し、アメリカに持ち帰り園芸化
しました。
初めてこの植物を見た人々は、この色彩に宗教的な
意味合い(キリストの血の色である赤を飾る習慣)と
捉えたのでしょう。
なお、このアメリカの駐メキシコ大使の名前(ポインセット)
に、ちなんで、“ポインセチア”と命名されました。
また、日本には明治時代に渡来していますが、一般的に
流行し始めたのは近年になってからのようですね。
私は知る限り、30年ほど前からのようです・・・
クリスマスが終わったら?
私も育てたことがあり、お正月になったら枯れてしぼんで
いたので、こう思い込んでいました。
“ポインセチア”は、「クリスマスの時期にだけ咲く花なんだ」と。
だいぶ経ってから、このことが間違いだと気付き悲しくなった
記憶があります。
答えからいうと、クリスマスが終わっても捨てることはないです。
育て方次第では、しっかりと何年も育ってくれる植物なんです。
なんせ、メキシコという国(行った事はないので気象庁調べ)
は、寒暖もありますが、日本と比べ年間を通してかなり暖かい
国です。
その暖かい国に「自生」しているような植物ですから、寒さには
弱いようです。
冬の季節は、窓辺の日当たりの良い場所に置き、夜は部屋の
中央へ移動するなど、寒さから守ることが大事です。
ただし、暖めたいからといって、暖房の風があたるような場所
はやめてください。葉っぱが乾燥して枯れてしまいますから・・・
手入れがよければ、4月頃までキレイな赤が楽しめます。
外が暖かくなったら、屋外に出して日光を十分に当ててあげて
ください。
イキイキとして少し大きくなったポインセチアが、
次のクリスマスも彩ることでしょう。
まとめ
意外と知られていないポインセチアですが、云われや歴史を
理解して改めて観ると、なんとなく愛おしさも感じるのは、
私だけでしょうか。
今年もクリスマスには、リビングの出窓に飾ろうと思います。
拝
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