クリスマスにチキンなぜ食べる?

公開日:  最終更新日:2016/01/03

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家族そろってのクリスマス。

日本にもすっかり定着して、なくてはならないイベントの
ひとつになっていますね。

シャンパンや好きな炭酸飲料を持って、
「メリークリスマス!!」の掛け声で始まる
ほかでは味わえない“うきうき”はひとしおです。

そして、待望のご馳走を前に、まずは、メインでもある
チキンを手に持って

ガブリ!!っと、ほお張る至福のひととき。

 

ん?でもクリスマスになぜチキンなんだろう?

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クリスマスになぜチキン?

クリスマスを本格的な“イベント”として祝うアメリカで
お祝い用に食べられていた七面鳥は、日本では入手困難な
ために代用とした鶏肉(チキン)が全国へ広がって行った
からです。

商業的に大々的な広告を始めたのがKFCです。
KFCの公式サイトを見ると、1974年からクリスマスキャン
ペーンを始めたそうです。

その時、カーネルおじさんをサンタに見立ててCMに登場
したので、クリスマスは特に子ども達の人気者なんですね。

しかし、KFCのクリスマスキャンペーンの時期があまり
にも、当時の日本の第二次高度成長期、いわゆる一億総中流
と言われる時代背景にピタッ!っと馴染んだのでしょう。

また、日本では、KFCは“ちょっと”高めのお店なので、
特別な日には、いつもの唐揚げではなく、“ちょっと”贅沢
する気分も相乗効果に乗ったと予想されますね。

それと、クリスマス=アメリカ=KFC のイメージが
日本人のあこがれの意識に、ピッタリと合ったと思います。

 

クリスマスにチキンを食べる理由

アメリカ人が、日本のクリスマス事情(チキンを食べる)を
聞くと、大半が驚き信じようとしません。

それは、アメリカではチキン(フライドチキン)はジャンク
フードのひとつで、日常のおやつとして定着しているので、
クリスマスのようなお祝いで食べることは考えられないこと
なんですね。

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アメリカでクリスマスと言うのは、日本の風習で置き換えると
お正月とお盆が同時に開催されるような最大のビッグイベント
であり、年に一度、親戚一同が勢ぞろいしてお祝いすること
でもあります。

しかし、そもそもクリスマスにアメリカを始め欧米人が七面鳥
を食べているのも宗教的なものでもありません。
17世紀にイギリスからアメリカ大陸に移住した人々が、食べる
ものが不足して、先住民族の方々から七面鳥などの食料を与えて
貰って助かったことへの感謝のこころを忘れない事として、
特別な日に食べるようになった起源を考えると、けっして
クリスマス=七面鳥を食べることが「正当」なことでは無い
です。

したがって、クリスマスがキリスト教の宗教的なお祭りではなく、
近代化された現代のイベントであれば、各々の国で入手できる
チョット贅沢な食材で祝うことでいいのではないでしょうか。
そして、日本では、それが“チキン”であっても全くおかしくは
ありませんよね。
しかも、日本の鶏肉は世界でも稀に見るような美味ですから
なおさらです。
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七面鳥のお味は?

35年程前に、青山の紀伊国屋で注文していた七面鳥の丸焼きを
食べたのが初めての体験でした。
その時は、中に色々な野菜が沢山入っていて、肉の“ぱさぱさ”
感が中和されて、そこそこ美味しかった記憶があります。
それから、毎年クリスマスにはいろんなお店に予約を入れて数々
の七面鳥を食しましたが、やはり独特の“ぱさぱさ感”があります。

これは、日本的に考えると「おかず」ではなく、主食のひとつ
かと思えます。

現在では、七面鳥よりは、日本の優れた鶏肉(チキン)の方が
美味しく頂けるので、胸を張ってチキンをお勧めしています。

 

まとめ

やはり、クリスマスは家族そろってワイワイしながら、ご馳走を
頂くスタイルが好きですね。

欧米のように大人数でのパーティもいいでしょうが、少人数の
家族だけのシットリとしたクリスマスが最高のご馳走と言えます。

 

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