お盆のお墓参りにお供えはいるの?

公開日:  最終更新日:2017/01/21

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お盆にお墓や納骨堂へお参りをされる方は多いと思います。

お墓であれば、周りの草取りをしたり掃除をしてキレイになると

気持ちまで、スッキリとして清々しい気分になります。

さて、お盆の時期ってご先祖さまは自宅(仏壇や位牌などがある場所)

へ帰ってこられますよね。

では、お盆にお墓や納骨堂へお参りやお供えをしていいのでしょうか?

また、お墓や納骨堂にお供えした物はどうなるのでしょう?

ここでは、お供え物の考え方や“下げ方?”をまとめてみました。

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お盆期間中の考え方

まず、お盆の期間についてですが、地域や宗教によっても違いは

あるようですが、私の知り合いの一般的な考え方としては、

8月の13日から16日になります。

13日にご先祖さまをお迎えして16日にお送りすると言われています。

となると「この期間は、お墓や納骨堂はカラだから意味が無い!」

でしょうか?

 

答えから言うと、『意味はあります!

 

理由は、お墓や納骨堂は、ご先祖さまの住処(すみか)では無いからです。

これ以上は宗教的な話になり、難しくなるので避けますが、簡単に言うと

お墓や納骨堂は、“あの世とこの世の出入り口”であり、その場所に霊は

留まれません。

お家にある仏壇も含めて、仏様を拝んでご先祖さまの成仏をお願いする

シンボル的な位置づけのものになります。

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お供えはいるの?

お供えについては、これも地域性や宗教によって考え方や方法が違いますが

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「仏様にご先祖さまの成仏をお願いする」ことを考えても、お供えは“いる”

と考えます。

 

たとえば、有名どころで、九州は長崎の「精霊流し(しょうろうながし)」

は、時期物の野菜や果物などをお供えして小舟に乗せて川や海に流します。

 

そこまでは無くとも、落雁(らくがん)やお饅頭などのお菓子やビールや

お茶などの飲み物、その他には故人が好きだった嗜好品が多いようです。

結果的には、故人やご先祖さまを偲んでお参りする私たちの心の持ち方に

なりますので、各家の今までのやり方を継承するのが一番良い方法だと

思います。

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お供えの下げ方?

一般的な墓参りの手順は、

1.墓石周りの草取りなど掃除
2.お花やお菓子などを供える
3.線香とロウソクをつける
4.手を合わせて拝む

となります。

 

このお供えのお菓子(落雁やお饅頭など)はこの後、どうなるでしょう?

 

野鳥やネズミなどの小動物に食べられてお墓が汚れる、または夏の高温

多湿、そして雨によって腐敗が進み、お墓が汚れる。

となり、数日の間にお掃除したことが台無しになりかねないです。

では、どうすればよいか?

 

神社の祭礼と同じように、神社ではお供えして、祝詞を捧げ、祭典が

終われば、お供え物は下げられます。

自宅のお仏壇への日々のお供えも同じ感覚と思います。

(朝お供えしたご飯をズッとそのままにしますか?)

 

お墓参りが終われば、お供えは持ち帰ることが良いと思います。

そして、持ち帰ったお供えのお菓子を皆で食べながら、故人のことを

語り合うことが一番の供養になると考えます。

まとめ

忙しくてなかなか行けない墓参り、お盆期間は休みなんて取れない

こともあるでしょうが、できれば8月中にお墓参りをされると良いで

しょうね。

年に一度は、亡くなった故人のことを想うことも大事だと思います。

 

 

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