寒中見舞いへの返事は必要なの?
年末に、年賀状を毎年やり取りしていた方から「喪中ハガキ」が
届いていたので、年賀状を出さずにいたけど、お正月明けにその
方から新たに「寒中見舞いのハガキ」が届いた・・・
そもそも「喪中ハガキ」と「寒中見舞い」は両方出すものだろうか?
また、こちらからも返事(寒中見舞いのハガキ)を相手に出すべき
なのでしょうか?
今までこのような経験がある方も多いのではないでしょうか。
寒中見舞いへの返事は必要?
まず、「喪中ハガキ」と「寒中見舞い」は両方出す“もの”と
いうより、出してもかまわない“もの”です。
喪中ハガキの意味は、「身内の不幸のため、新年の挨拶ができない
ことを前もってお知らせする」ことです。
また、寒中見舞いの意味は、「二十四節気で表すところの小寒
(1月5日頃)から、立春(2月4日頃)までに出す時節の挨拶状」
ですので、この2つは意味合いも時季も異なるものです。
このように、両方出しても何も問題ないどころか非常に丁寧な方
だと思います。
最近の喪中の際のやり取りは、年末(一般的には11月下旬まで)
までに「喪中ハガキ」を出し、年が明けて年賀状が届いてしまった
場合には、「寒中見舞い」を送る。といった方が多いと思います。
もともと年賀状を毎年やり取りしていた間柄でしたら、“返事”
と考えずに、“年賀状の代わり”と思って出されては如何でしょう。
出来れば今後も、喪中ハガキを受け取った相手には、松の内を過ぎて
から寒中見舞いを出されると、常識ある丁寧な方だと思われますよ。
寒中見舞いの時期に間に合わないとき
うっかりしていて、もうすでに寒中見舞いの時期『小寒(1月5日頃)
から、立春(2月4日頃)まで』に間に合いそうにないとき・・・
大丈夫です。
余寒見舞い(よかんみまい)とすればいいんです。
『余寒見舞い』は寒さの続く2月の末までに出すのが一般的です。
なお、文面には以下「2つのキーワード」を使って書かれると心が
こもった文面になり喜ばれます。
・春が近づいている
・余寒が厳しいが頑張って欲しい
仲のいい友人には、ついついメールやSNSで済ましてしまいそう
ですが、こんな時代だからこそ、昔ながらの「紙」に書いて送ること
が大事ではないでしょうか。
まとめ
年賀状、寒中見舞い、余寒見舞いなど古き良き時代から受け継いだ
日本人ならではの、素晴らしい習慣です。
縁が遠のく、親戚・友人・知人などに 最低1年に1度くらいは、
互いに“紙の便り”で交換する心遣いと余裕は続けて行きたいものです。
拝
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