内祝いとお返しの違いって?なに?
結婚や出産などのお祝いごとの際、いただいたご祝儀のお返しとして
“のし”に内祝いと書きますが、
そもそも内祝いって、いったいなんなんでしょう?
また、内祝いとお返しの違いって、どう違うのでしょう?
内祝い
本来、内祝いとは“内輪のお祝い”のことです。
内祝いは、親しい方や親戚などの身内の間で、結婚や出産、新築、
病気快気など内輪のお祝い事があったときに、そのお披露目や報告
も兼ねて記念になるような品物を贈っていました。
従って、お祝いをいただいたことに対する“お返し”とは異なり、
お祝いをもらわなかった方にも贈っていました。
現在の状況
現在では、内祝いとお返しは、混同して考える方が多くみらるよう
です。
例えば、初めての出産で嬉しさのあまり、親戚の方の自宅にお披露目
を兼ねて、記念の品を内祝いとして持参した場合はどうでしょう。
結婚して懐妊し、出産予定日などを逐一連絡し合う間柄や、出産への
お祝いを贈った方であればまだしも、途中経過もあまり知らなく突然
訪問されたら普通の人は困惑しますよね。
お祝いを催促されている、またはお祝いをしていなかった嫌味なのか
と思われる事態になり得ます。
また、内祝いへのお返しをされたとも聞きます。
結論としては、お祝いへのお返しのことを「内祝い」と称している
のが現状のようです。
お祝いや返しの相場について
お祝いやお返しの話になると必ず気になるのは「いくらがいいのか」。
このサイトを含め、現在では多くの人がインターネットで検索して
地域相場や年齢での相場などで判断し、安心していると思います。
確かに、サイト上に文字として書かれてあると信頼して従ってしまい
ますが、このようなマナーと呼ばれるものは心と心の問題であって
答えがないものだと思います。
特に、お返しの額はもらった金額(品を含む)の“半額”が相場と、
どこを見ても書いてあり、大半の方がそう思っていることでしょう。
そのため、自分はこれだけあげたのに、お返しの品は「半額以下では
ないか」と目くじらを立てる方や、「これは縁を切りたいことか」と
発展していまって円滑な関係が崩れる問題も生じています。
お祝いは、こころも底から祝福を形に表すこととして、お返しを期待
しない方が、精神的にも何倍も良いことではないでしょうか。
そういう気持ちでいれば、何らかのお返しの品が届いた場合は、感謝
の気持ちさえ沸いてくると思います。
しかし、内祝いやお返しをする場合は、このような考えの方が大半で
あることを認識して、いただいた金額の半額以上のもので揃えること
が必要になるでしょうね。
少々寂しい気持ちですが、これが現状のようです。
まとめ
内祝いもお返しも、多少のことばの違いはありますが、どちらも
相手へ感謝の気持ちを伝えることに変わりはありません。
こちらの心が大切な方へしっかり届く想いで、お祝いの品を贈り
たいものですね。
拝
Your Message